（焼そば　その８）

○　「ＵＦＯ　極太　海鮮ガーリック」（日清）

　カップ焼そばとしてお馴染みのＵＦＯ。そのＵＦＯから極太の第二弾として登場したのが海鮮ガーリックです。

　太くあれ麺と己の生きる道。美味しさにまったく関係の無いことが書いてありますが、男としては見逃すことが出来ない一文。そして怖い顔も。

　お湯を入れて５分、しっかりと湯切りをして液体ソースをかけてよく混ぜて、ふりかけをかければ完成。ガーリックの食欲をそそる香りが漂ってきました。

　早速、麺をいただくことにします。見るからに太い麺が食べる前から食べ応えを感じさせてくれますね。焼そばというより焼きうどんといった感じです。

　海鮮とガーリックが合わさるとこれほど良い感じになるのか。そんなことを思わせるソースが絡んだ麺はコシが十分にあって食べ応えがあります。

　具はキャベツ、イカ、カニかまの３種類。キャベツの甘さもとても良いのですが、イカやカニかまの風味もとても良い感じとなっています。

　太くて食べ応えのある麺はまさに男らしさを思わせるような一品。特に麺とソースの味わいは食べていて本当に美味しいと思わせる出来となっています。

○　「ちゃんぽん麺　焼そば」（マルちゃん）

　マルちゃんが贈る創作焼そばとして、ちゃんぽん風の太めの丸麺でコクのあるちゃんぽん風味の焼そばが登場しました。

　ちゃんぽんといえば食べ応えのある麺とサッパリしているのに濃厚なスープが印象的。そんな感じが焼そばとしてどのように生まれ変わったのか楽しみですね。

　お湯を入れて４分、液体スープをかけてよくかき混ぜれば完成。漂ってくる香りはまさに”ちゃんぽん”そのものといった感じです。

　早速、麺を一口いただきます。太めの丸麺がなんとも食べ応えがあり、その麺に染みこんだソースは絶妙な塩加減で風味もバッチリですね。

　そして、香辛料も少し入っていてピリリとした感じもなかなかのものです。スープが無くてもここまで”ちゃんぽん”の感じを出せるとは見事です。

　具はキャベツ、キクラゲ、ニンジン、カマボコの４種類。見た目が鮮やかなのに加えてシャキシャキとした歯ごたえもなかなか良い感じとなっています。

　スープは無くてもしっかりとした”ちゃんぽん”の味わいが出ている一品。この技術があるとなんでも焼そばに出来ちゃうのかな。そんな気がします。

○　「沖縄風ソース焼そば」（マルちゃん）

　マルちゃんが贈る創作焼そばとして、沖縄そば風のソース焼そばが登場しました。沖縄風のソース焼そばと言われても今ひとつピンとこないのが正直なところ。

　スパイシーで甘みのあるソース焼そばをどうぞと書いてありますが、それが沖縄なのかというのも解りません。とにかく食べるしかないようです。

　お湯を入れて４分、しっかりと湯切りをして液体ソースをかけてよくかき混ぜれば完成。普通に良い香りのソースが漂ってきました。

　早速、麺を一口いただきます。ちょっとした酸味とちょっとしたスパイシーさがあるソースは癖があまり無いのでスムーズに食べることが出来ます。

　麺は幅広のちぢれ麺。一見、カップうどんの麺のように思えるのですが、食べてみるとしっかりとした麺となっており、ソースもよく染みこんでいます。

　具は肉、キャベツ、ニンジンの３種類。彩りの良さに加えて肉の味わいの良さやキャベツのシャキシャキとしているところがとても良い感じとなっています。

　幅広麺の美味しさとソースの美味しさが合わさっているので不思議と新しい味に思える一品。沖縄なのかどうなのか解らなかったのですが、間違いなく美味しいです。

○　「塩焼そば」（セイコーマート）

　北海道のコンビニエンスストアといえばセイコーマート。そのセイコーマートが開発したカップ麺シリーズから塩やきそばの登場です。

　塩やきそばといえば、本格中華タイプとシーフードタイプがありますが、この塩やきそばはどちらなのでしょうか。パッケージから全く想像できないですね。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてソースを入れてよくかき混ぜ、ふりかけをかければ完成。どちらかというと中華タイプの香りが漂ってきました。

　早速、麺を一口いただきます。塩ラーメンを思い出せるような味わいにふりかけとしてかけた塩胡椒的なものが効いています。

　麺自体はノーマルタイプのややちぢれ麺。ソースが良く染みこんでいてモチモチとした食感は食べていて素直に美味しいなと思います。

　具はキャベツ、キクラゲ、カニかまの３種類。特に甘くてシャキシャキとしたキャベツと歯ごたえのあるキクラゲが良い役割を果たしているといった感じです。

　しっかりとした塩味と少しピリッとしたところがとても印象的な一品。ビールと一緒にいただくとさらに美味しさを感じることができると思います。

○　「復刻版　大盛り　いか焼そば」（エースコック）

　昭和のパッケージを元にした復刻版として登場したのが大盛りいか焼そば。この懐かしい雰囲気がかえって斬新のような感じもします。

　いか焼そばが発売された当初は本当に驚いたものです。カップ焼そばの中にいかを入れたのですからね。当時は肉とキャベツくらいしかありませんでした。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてソースと麺をよくかき混ぜてふりかけをかければ完成。ふりかけをかけた瞬間に青のりのとても良い香りがしてきました。

　早速、麺を一口いただきます。思ったよりも酸味がなく甘めのソースとピリッとした胡椒と香ばしい青のりが混ざってとても美味しくなっています。

　麺自体はノーマルタイプのややちぢれ麺。気持ち細めの麺は必要以上にまとわりつくことなくスッキリといただけるといった感じです。

　具はイカ、キャベツの２種類。噛めば噛むほど味が出てくるイカと甘くてシャキシャキとしているキャベツはとても良い組み合わせだなと感じました。

　懐かしいパッケージの中には今でも美味しい焼きそばが詰まっている一品。味も満足、量も満足、まさに全てが満足出来るカップ焼そばです。

○　「濃厚　Ｗソース焼そば」（マルちゃん）

　普通のカップ焼そばは液体ソースを入れるか粉末ソースを入れるかのどちらかなのですが、このカップ麺は液体ソースと粉末ソースを両方とも入れるものです。

　ただ単に普通のカップ焼そばで使うソースを２つとも入れるのであれば味が濃くなるだけだと思うのですが、そんな単純なものではないのかなと。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをして液体ソースと粉末ソースを入れてよくかき混ぜ、ふりかけをかければ完成です。

　早速、麺を一口いただきます。やや酸味のあるソースは濃厚というだけあって濃いめの味わいなのですが、しつこくない濃さなのでとても食べやすいです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。そんなに柔らかくなりすぎることもなく、麺同志がくっつくこともないのでとても食べやすくなっています。

　具はモヤシ、ニンジンの２種類。カップ焼そばとしては珍しくレトルトの具材となっているため、その食感と味わいは格別なものとなっています。

　濃厚なソースとシャキシャキとしたモヤシがとても美味しくいただける一品。その本格的な味わいは食べてみて納得といった感じです。

○　「アラビヤン　ＢＩＧ焼そば」（サンヨー食品）

　１９６７年、サッポロ一番で初の袋焼そばとして誕生した「アラビヤン焼そば」。それがカップ麺として生まれ変わりました。

　１９６７年というと私より１個年上。ということは、ため口など聞けるわけ無く「アラビヤン焼そばさん」とさん付けしなければなりません。

　と冗談はさておき、お湯を入れて３分待ちました。３分後にしっかりと湯切りをして特製粉末スープをよくかき混ぜ、特製ふりかけをかければ完成です。

　早速、麺を一口いただきます。少しスパイシーな感じのするソースは一口食べたら癖になりそうな味わいです。これはかなり美味しいソースだと思います。

　麺はやや細めのノーマルタイプ。少しベタ付く感じがあるのですが、ソースがよく絡まってとても良い感じとなっています。

　具は肉、キャベツの２種類。シャキシャキとしていて甘いキャベツと小さくてもしっかりと味を主張している肉がかなり良いですね。

　とにかく、ソースの美味しさは格別の一品。今までカップ麺として登場していないのが不思議なくらいです。本当に美味しかったです。

○　「スーパーカップ　大盛り　いか塩焼そば」（エースコック）

　美味しくてお腹も満足することでお馴染みのスーパーカップ。その大盛りいか焼そばから塩味の登場です。

　新食べ応え宣言！コクと旨みの海鮮塩味！とパッケージに書いてあるのがなんとなく嬉しいですね。海鮮風味の塩焼そばの味をとことん楽しみたいと思います。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをして麺にソースをよく絡ませてふりかけをかければ完成。イカを中心とした海鮮の香りが漂ってきました。

　早速、麺を一口いただきます。香り同様に海鮮の風味が口の中に広がるような感じ。そして、少しピリッとしているところが何とも良い感じです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。若干細めの感じがする麺は丁度良い固さでベタベタすることもなく美味しくいただけます。また、量も十分といった感じです。

　具はイカ、キャベツの２種類。イカは噛めば噛むほど味わいがあり、キャベツはシャキシャキとしているのに加えて甘くて美味しいですね。

　海鮮の風味がとても豊かで食べ応えもある一品。絶妙な味付けとなっているので、量が多くても最後の一本まで麺を美味しくいただきました。

○　「やきそば弁当　ガーリック醤油」（マルちゃん）

　北海道地域限定で販売されているやきそば弁当シリーズからガーリック醤油の登場です。

　やきそば弁当といえば中華スープなのですが、これにもきちんと付いています。ガーリック醤油という新しい味との相性が良いのかというのも楽しみです。

　お湯を入れて３分、麺を戻したお湯でスープを作り、液体ソースをかけてよくかき混ぜ、ふりかけをかければ完成です。

　まずは、スープを一口いただきます。麺の出汁が効いている中華スープはなんともいえない美味しさ。やきそば弁当には欠かせない存在ですね。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。ガーリックの香りと醤油味のソースがよく染みこんでいて良い感じとなっています。ピリッと辛いところもなかなかのものです。

　具は肉、キャベツ、シイタケ、唐辛子の４種類。あえて具に入れたくなるような唐辛子の大きさ。肉や野菜の旨みもしっかりと楽しめます。

　ニンニクの香りと唐辛子の辛さにインパクトがあるため、どちらかといえば大人向けの一品。スープとの相性も抜群に良いカップ焼そばです。

○　「大人の辛さ　ＢＥＥＲ　焼そば」（エースコック）

　パッケージに描かれている美味しそうなビアジョッキ。そして、ビールに良く合う！という文字が大人心をくすぐります。

　ビールに合うほどの辛さを持ち合わせている焼そばなのでしょう。ということは、このカップ焼そばを食べる時はビールも準備するしかないですね。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてソースをかけてよくかき混ぜ、スパイスをかければ完成。酸味のあるソースと胡椒の混ざった香りが漂ってきました。

　早速、麺を一口いただきます。美味しい焼きそばソースに粗挽き胡椒が混ざっており、ピリッとする辛さですが、辛さ的にはほどよい辛さです。

　麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺。麺同士でくっつき合うこともなく心地よい気分で食べることが出来ます。

　具はウインナー、キャベツの２種類。キャベツの甘さも良い感じなのですが、ウインナーがとても美味しくて焼そばにピッタリです。

　辛さと美味しさはまさにビールに合う一品。今回、ビールと一緒にいただいたのですが、本当にピッタリだなと思いました。なかなかの美味しさでした。

（焼そば その８）

（焼そば　その８）